疼痛について

痛みは、身体からの大切なサインである一方、長引くと日常や気分にも影響が広がります。放置によってQOL(生活の質)を低下させるだけではなく、最終的に不眠やうつ症状、活動量の低下といった二次的な問題を招くこともあります。
西宮のみやみつ整形外科リハビリクリニックでは、痛みの原因を的確な検査で見極めます。その上で様々な治療方法を組み合わせることで、痛みの改善と、繰り返さない身体づくりを目指します。
こんな痛みでお悩みではありませんか?
- 3ヶ月以上、同じ場所の痛みが続いている
- 飲み薬や湿布を続けても改善が乏しい
- 以前の検査では「異常なし」と言われたが、痛みは続いている
- 痛みで眠りが浅くなっている、または熟睡できない
- 痛みのせいで、外出や趣味を控えるようになった
- 痛みの場所や強さが、日によって変わる
急性疼痛と慢性疼痛
疼痛は、続く期間や性質によって、大きく「急性疼痛」と「慢性疼痛」の二つに分けられます。
急性疼痛
主に怪我や炎症、手術後などに現れる痛みです。原因がはっきりしていることが多く、原因が治まれば軽快することがほとんどです。身体に生じた異変を教えてくれる警告としての役割を持っています。ただし、強い痛みをそのまま我慢していると、原因が悪化してしまったり、慢性化してしまったりすることもあります。
慢性疼痛
目安として3ヶ月以上続く痛みを指します。急性疼痛と違い、原因となった怪我や炎症が治まった後も、痛みそのものが残り続けている状態です。痛みを感じる神経が過敏になっていたり、身体の他の部位への負担が重なっていたりと、複数の要素が絡み合って続いていることが多いです。
慢性疼痛の背景にあるもの
慢性疼痛の背景には、下記のような要素が関わっています。
- 炎症や組織の損傷が続いている(変形性関節症、腱の慢性炎症など)
- 神経の圧迫や損傷(脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニアなど)
- 筋肉や筋膜の緊張、癒着(肩こり、腰痛、筋膜性疼痛症候群など)
- 関節の変形やバランスの崩れ
- 心理的なストレスや睡眠の質の低下
これらの要素は互いに影響し合っており、一つの要素だけに対処しても改善しにくいことがあります。そのため、慢性疼痛は複数の背景を同時に見ながら対応していくことが大切です。
当院の痛みへのアプローチ
原因の見極めを重視
湿布や鎮痛薬で症状を抑えるだけでは、慢性化した痛みが繰り返し戻ってきてしまうことがあります。当院では、レントゲンや超音波検査(エコー)を組み合わせて、痛みの根本にある原因を見極めることを大切にしています。
複数の治療方法を組み合わせる
一つの方法だけに頼るのではなく、症状に合わせて薬物療法、注射、リハビリテーション、必要に応じてその他のアプローチも組み合わせます。異なる角度から痛みに働きかけることで、単独の治療よりも症状の改善につなげやすくなります。
リハビリテーションと並行して進める
痛みを取り除く処置と並行して、リハビリテーションに取り組んでいただきます。正しい身体の使い方や筋力・体幹を整えることで、痛みが再発しにくい状態を目指します。
当院での診察と検査
診察
痛みの場所、始まった時期、動作や時間帯による変化、これまでの経過、生活の様子などを丁寧に伺います。同じ「腰の痛み」でも、動き始めに強い痛みなのか、長時間座った後に出る痛みなのかで、疑うべき原因は異なります。
検査
レントゲンで骨や関節の状態を確認して、エコーで靭帯、腱、筋肉、神経の状態をチェックします。レントゲンでは異常が見つからなくても、エコーで判明することは少なくありません。常に様々な可能性を考慮して診療にあたります。
治療の選択肢
当院で対応している慢性疼痛への治療方法は、下記の通りです。症状の状態や背景にある原因に応じて適切なものを選択、あるいは複数を組み合わせます。
薬物療法
消炎鎮痛薬、神経の痛みに用いるお薬、漢方薬などから、症状に応じて処方します。
注射療法
神経ブロック注射、ハイドロリリース(超音波ガイド下注射)、ヒアルロン酸注射など、痛みの原因の部位に直接働きかけます。
リハビリテーション
理学療法士による運動療法や徒手療法、物理療法を組み合わせて、身体の使い方から改善していきます。
体外衝撃波治療
慢性化した腱の付着部の痛みに対して、圧力波で組織の修復を促す治療です。
再生医療
保存療法で改善が難しい場合の選択肢の一つとして、患者様ご自身の血液から抽出した成長因子を活用するPDF-FD療法や、幹細胞培養上清液を用いた治療にも対応しています。
Coolief(クーリーフ)
高周波(ラジオ波)によって痛みの原因となる神経に働きかけます。変形性膝関節症による膝の痛みに対する新たな選択肢であり、保存療法では改善が難しい場合などに検討します。