打撲について

打撲は、身体をぶつけた際に、皮膚の下にある筋肉、皮下組織、血管などが傷ついてしまった状態です。多くは自然に治まっていきますが、中には骨折を伴っていたり、皮下に大きな血腫(血の塊)ができていたりすることもあります。見た目から重症度の判断がしにくいところが、打撲の怖い点です。
西宮のみやみつ整形外科リハビリクリニックでは、レントゲンや超音波検査(エコー)で状態を確認して、症状に応じた対応をご案内します。
こんな症状はありませんか?
- 胸や腹部を強く打ちつけた
- ぶつけた場所の痛みや腫れが数日経っても引かない
- 青あざ(内出血)が広い範囲に広がってきた
- ぶつけた場所を触ると、しこりのような固まりを感じる
- 関節の近くをぶつけて、動かしにくくなっている
- お子様やご高齢のご家族が転倒された
打撲とは?
打撲は、外部からの衝撃で、皮膚の下にある筋肉や皮下組織、血管などが損傷した状態を指します。皮膚の表面には傷がなくても、内側で組織や血管が傷ついていることが特徴です。ぶつけた直後は痛みだけを感じ、時間が経ってから腫れや青あざが現れてくるパターンも多く見られます。
捻挫との違い
捻挫は、関節の靭帯そのものが引き伸ばされたり切れたりした状態です。打撲は関節に限らず、全身のどの場所でも起こる皮下組織の損傷を指します。
骨折との違い
打撲は骨そのものは傷ついていませんが、強い衝撃で打撲と骨折を同時に起こしていることもあります。見た目だけでは区別が難しいため、受傷時は整形外科で検査を受けていただくことをおすすめします。
次のような打撲は放置しないで相談を
軽度の打撲であれば、自宅での応急処置で自然に回復していくことがほとんどです。ただし、下記のような症状がある場合には、早めに当院へご相談ください。
- 強い痛みが数日経っても引かない
- 腫れが日を追うごとに大きくなっている
- 青あざが広い範囲に広がる、色が濃くなっていく
- 関節の動きが制限されている
- 触ると固いしこりのような感触がある
- 患部が熱を持って赤くなっている
特に注意が必要な打撲の部位
頭部、胸部、腹部の打撲は、皮下の組織だけではなく、内部の重要な臓器にダメージが及んでいることがあります。特に下記のような症状がある場合は、整形外科ではなく救急外来や脳神経外科などが対応の窓口となることもあります。症状が強い場合は、迷わず救急車を呼んでください。
- 頭部を打った後に、頭痛、吐き気、意識障害などがある
- 胸部を強く打った後に、呼吸で痛みが強くなる
- 腹部を強く打った後に、痛みが引かない、便に血が混ざる
受傷後の対応
初期対応(RICE処置)
打撲の直後は、ご自身でできる応急処置として、下記の対応が有効です。
- Rest(安静):患部を動かさないようにする
- Ice(冷却):氷や保冷剤で患部を冷やす
- Compression(圧迫):包帯やテーピングで軽く圧迫する
- Elevation(挙上):患部を心臓より高い位置に上げる
こうした処置を行った上で、症状が続く場合や強い痛みがある場合には、できるだけ早い段階で整形外科を受診されることをおすすめします。
当院での対応
検査
診察では、レントゲンで骨折を伴っていないかを確認して、エコーで皮下の筋肉、血腫、血管の状態を確認します。エコーは、レントゲンでは映せない皮下の状態をリアルタイムに映し出せる検査です。打撲だと思っていた症状の中に、骨折や大きな血腫が隠れていないかを見極めた上で、必要な処置につなげていきます。
治療
症状の程度に応じて、投薬治療、湿布、患部の固定、血腫が大きい場合の処置などを組み合わせて対応します。青あざや腫れが引いた後も、動かしにくさや違和感が残る場合には、理学療法士によるリハビリテーションで機能の回復を目指していきます。
受診にあたって
軽い打撲だと思っていても、時間が経ってから症状が出てきたり、実は骨折を伴っていたりする場合もあります。ぶつけた後の痛みや腫れが気になる際は、我慢せずに、一度当院へご相談ください。