整形外科の病気
Disease
整形外科の病気
Disease
一般に、骨や関節、筋肉など、体を支え動かす運動器官が全身的な炎症を
伴って侵される病気を総称して「リウマチ性疾患」といいます。
このうち、関節に炎症が続いて、関節が徐々に破壊され、
やがて機能障害を起こす病気が「関節リウマチ」です。
関節リウマチは自己免疫疾患と言って、本来なら細菌やウイルスなどの外敵から身を守るための免疫機能が何らかの原因で不具合を起こし、自分の体を攻撃し全身の関節に炎症がおこり関節の腫れや痛みを来してしまう疾患です。
進行すると関節の変形や破壊による障害が生じます。
自己免疫疾患は体質によるもので治る病気ではありません。
かつて関節リウマチも有効な治療法がなく「不治の病」と言われていました。近年ではリウマチ治療の研究が進み、生物学的製剤など治療薬の発展により、治療目標は飛躍的に向上しています。
しかも早く治療を始めるほどその治療成績は良くなります。
関節リウマチは「早期発見・早期治療」が大切です。
関節の腫れや痛み、朝の手のこわばりなどのある方は、一度ご相談ください。
関節リウマチの特徴
特徴は「関節の腫れと痛み」です。また「対称性」といって、左右両側の関節にあらわれることが多いのも特徴です。
関節リウマチの治療法
関節リウマチの治療の基本は、病気の進行を抑えることと、痛みをとることです。
さまざまな状態や痛みにあわせて、薬物治療、手術療法、リハビリテーションを用いた治療が行われます。
薬には痛みや炎症をとる効果が期待できます。しかし、薬にばかり頼って関節を動かさないでいると、関節が固くこわばってしまうことがあります。
リハビリテーション(以下リハビリ)は手足の運動機能を保ち向上させる目的で欠かせません。
当医院では症状にあわせたエクササイズ、各種リハビリ器具を用いた効果的な運動療法を指導しています。
専門医の指導を受け、適切なリハビリで症状を改善させましょう。
■リハビリの主なポイント
などです。
■睡眠時間
一番重要なのは十分な睡眠時間をとることです。
夜更かしは避けてください。
疲労感が強い時には、時間を決めて昼寝をしてください。
精神的なイライラも禁物です。またお酒もひかえてください。
■関節を守る日常生活の工夫
自分でできると思っても、関節に負担がかかる行為や動作をできるだけ避けてください。