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整形外科の病気
Disease
整形外科の病気
Disease
変形性膝関節症は、関節と軟骨周囲の組織が損傷することで、痛みなどが出る慢性疾患です。
特に女性に多くみられ高齢になるほど罹患率は高くなります。
また、肥満の方も変形性膝関節症になりやすいと言われています。
変形性膝関節症の初期では立ち上がり、歩きはじめなど体重のかかる動作の時に痛みを感じます。
進行すると正座や階段の昇降が困難になり、安静時も痛みがとれなくなります。
徐々に膝が変形しピンと伸びなくなり歩行が困難になります。
主な原因は、筋力低下、加齢、肥満などにより膝にかかる衝撃を吸収・分散する役割の関節軟骨がすり減ることで、関節内部に炎症が起きるほか、関節に変形が起こり発症します。
当院では、膝関節の痛みや変形に対し、ただ単に消炎鎮痛処置を行うだけでなく、適切な運動プログラムを取り入れることで病態の発症や進行を予防することが大切だと考えています。
理学療法士によるリハビリテーション治療や柔道整復師やスポーツトレーナーによるマッサージ治療と薬物療法を並行して行っています。
また、ヒアルロン酸関節注射による治療も有用な場合があります。
当院では、変形性膝関節症の治療にご自身の細胞から抽出した「成長因子」を活用し、人が生まれながらに持っている自然治癒力を利用する再生医療の一つであるPFC-FD療法を行っています。
ヒアルロン酸は正常な関節液に含まれる成分で、関節軟骨を保護し、関節の動きをなめらかにする作用があります。しかし変形性膝関節症ではこのヒアルロン酸が減少してしまっているため、注射で膝関節に直接注入する治療があります。
ヒアルロン酸を注入することで関節の動きを再び滑らかにし、膝の痛み・炎症を抑えることができます。
【注射の投与方法】
始めは週1回・5週間にわたって行うことが多いです。
効果がみられた場合、その後の症状に合わせて投与終了としたり、2～4週間に1度の注射を継続したりします。
症状が再発した場合、繰り返し注射を受けることもできます。
ウォーキングなどの有酸素運動を行う、食事に気をつけるなど肥満にならないように注意しましょう。
また、足あげトレーニングなどを行い筋力強化することも大切です。
