整形外科の病気
Disease
整形外科の病気
Disease
骨粗しょう症とは、体内のカルシウムが不足して骨がスカスカになり、もろく折れやすくなる病気です。
閉経後、とくにご高齢の女性に多くおこります。また、日頃の食生活・生活習慣も少なからず関係しています。
初期には比較的症状はありませんので、気づかずにいることが多いです。
病状が進行するに従い以下のような症状があらわれます。
骨粗しょう症の予防
(食生活)
カルシウムを多く含む食品(一般的な摂取量での比較です)
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | |
牛乳・乳製品 | 牛乳 | 乳飲料 | アイス クリーム |
カマンベールチーズ | スキムミルク | 無糖 ヨーグルト |
豆・種実類 | がんもどき | 厚揚げ | もめん豆腐 | 凍り豆腐 | 油揚げ | ごま |
魚介・海藻類 | 干しえび | うなぎの かば焼 |
ひじき | いわしの 丸干し |
煮干し | ししゃも |
野菜類 | かぶの葉 | こまつ菜 | 大根の葉 | 切干し大根 | チンゲンサイ | 高菜漬け |
カルシウムの吸収をよくするためにビタミンDはとても大切です。
ビタミンDを多く含む食品(一般的な摂取量での比較です)
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 |
さけ | さんま | さしみ | さば | かつお | ぶり | 干ししいたけ |
このほかマグネシウムの接種不足もさまざまな疾患の誘因として重要視されています。
マグネシウムを多く含む食品には海藻類、ココアなどがあります。
しっかり摂るようにしましょう。骨の健康には他にもたんぱく質、リン、ビタミンA・C・Kなどの栄養素が深くかかわっています。
バランスの良い食事を心がけましょう。
日光浴
日光浴はカルシウムの吸収を手助けするビタミンDを作ります。
運動
骨には刺激が必要です。
せっかく摂ったカルシウム(骨の材料)を有効に使うためには適度な運動をしましょう。激しい運動はかえって危険です。
骨折予防
骨折は家の中でも多くおこります。整理整頓しお風呂場や階段には手すり、滑り止めなどをつけ、すべらないように注意しましょう。
骨折は寝たきりの原因につながります。
骨折の危険を少しでも減らすために、転ばないよう注意しましょう。
近年の医学の進歩により骨粗しょう症の治療薬は飛躍的に進歩しています。
しかし骨粗しょう症は治療薬をいつからいつまで使用すれば治癒するという病気ではありません。大切なことは治療を継続していくことです。
当院では骨粗しょう症の患者様に対し、治療薬の飲み忘れがないように常にチェックし、定期的にご連絡することで飲み忘れ防止に努めています。
また、内服薬の他に痛みをとり、骨が溶けて減るのを抑える「カルシトニン注射」による治療も行っております。
骨粗しょう症でご心配な患者様は安心して一度ご相談ください。